紙漉きのススメRecommendation of paper making

紙漉きの流れ

紙漉きの生産工程は、『煮沸』、『叩解(こうかい)』、『抄紙(しょうし)』の大きく3段階に分けられます。

『煮沸』とは繊維質を抽出しやすくするために原料を加熱処理すること、『叩解』とは繊維質をたたいて分解すること、

そして『抄紙』はその繊維をもとに紙を漉いていく作業。

ここでは『抄紙』についての流れをご紹介します。

紙漉き

流し漉きで和紙を漉くときに「掛け流し」、「調子」、「捨て水」の三つの工程があります。 最初は浅く汲み込み、簀全面に繊維が薄く平均にゆきわたるようにすばやく操作します。 紙が漉きあがったら、簀は桁からはずして紙床板(しといた)の上の定規に合わせて、間に空気を入れないように伏せていきます。

圧搾

湿紙を重ねて出来た紙床(しと)を一晩そのまま置き自然に水分を流したあと、さらに残った水分を取るために少し大きめの板で挟み圧搾機で重力を加えて脱水します。紙の層をいためないように最初は弱く、次第に強く、圧搾していきます。出来るだけ強く水を搾り出すことにより緊縮性に富んだ腰のある紙となります。

乾燥

圧搾を終えた紙は一枚ずつ干し板に張り付け天日で乾かしたり、乾燥器を使って乾かします。 仕上がった紙は、用途によりドウサ、こんにゃくや柿渋を塗ります。また化学染料や草木染料(自然染料)で染められたりと様々な加工がされます。

紙漉けば

様々なイベントに参加させていただいたり、
少しづつですが、紙漉きを通して色んな方たちとの和が広がっています。
そんな活動の一部をご紹介します。
また、あなたのイベントでも「紙漉き」いかがですか?

紙漉き体験

お客様の思い出作りのお手伝いをしましょう。
紙漉き作業体験をして頂き、作品の作成を通しお客様との心の触れ合い交流をより一層深める企画です。現場見学会や住宅フェアーでの集客企画、又、感謝祭アイテムとして活用して頂いています。仕上がった作品について評価しあったり、後日に御自宅までお届けしたりと、お客様に楽しんで参加して頂く企画です。

新築祝い酒

越前手漉き和紙にお施主様のお名前を筆書きして酒瓶のラベルにして貼り、工務店様・建設会社様のラベルを越前和紙壁紙の袋に貼り、御引渡しの時に活用して頂きます。

越前和紙三昧

越前和紙と越前漆と越前蒔絵の三つの伝統技術で作り上げた、名刺入れの逸品。名付けて越前三昧漆の名刺入れ。 オーダーのオリジナル蒔絵で、あなただけのオンリーワン名刺入れです。

和紙と漆と蒔絵

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日本の伝統の逸品

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